14.決意のその後

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 城に到着し、いつもの食堂に向かうとうさぎたちが集まっていた。 「サリー! 無事だったか!」 「みんな〜心配してくれていたの? ありがとう」うっすら涙を浮かべるサリー。 「って、ボト、これから何をするつもりだい?」うさぎの中の一匹がボトに近寄り話しかけた。 「サリーの案で、疲れた騎士たちに食事を振る舞おうとしてるんだ。お前らも手伝ってくれ!」 「そういうことか〜仕方ない。皆で作れば早いからな! よし、サリーちゃん、僕らは何をすれば良いんだ?」 「手伝ってくれるの? 助かるわ。ありがとう」ニコッと笑うサリーに、皆が心を奪われたはずだ。  だって、うさぎたちは固まり、サリーから目が離せなくなっているんだから。 「おい、お前ら! 働け働け〜」 「っるさいぞクマ!!」ボトに言い返す、うさぎたちはどことなく嬉しそうだった。  サリーは、うさぎたちに畑の野菜を持ってきてもらうよう頼み、ボトと調理を始めた。
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