45人が本棚に入れています
本棚に追加
城に到着し、いつもの食堂に向かうとうさぎたちが集まっていた。
「サリー! 無事だったか!」
「みんな〜心配してくれていたの? ありがとう」うっすら涙を浮かべるサリー。
「って、ボト、これから何をするつもりだい?」うさぎの中の一匹がボトに近寄り話しかけた。
「サリーの案で、疲れた騎士たちに食事を振る舞おうとしてるんだ。お前らも手伝ってくれ!」
「そういうことか〜仕方ない。皆で作れば早いからな! よし、サリーちゃん、僕らは何をすれば良いんだ?」
「手伝ってくれるの? 助かるわ。ありがとう」ニコッと笑うサリーに、皆が心を奪われたはずだ。
だって、うさぎたちは固まり、サリーから目が離せなくなっているんだから。
「おい、お前ら! 働け働け〜」
「っるさいぞクマ!!」ボトに言い返す、うさぎたちはどことなく嬉しそうだった。
サリーは、うさぎたちに畑の野菜を持ってきてもらうよう頼み、ボトと調理を始めた。
最初のコメントを投稿しよう!