14.決意のその後

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「いいって言っているじゃない。作ってあげるわよ」 「本当か?」  カターシャは目をまん丸にしている。 「だってご飯を作るだけよ、簡単じゃない」 「簡単じゃないって、お前、そうゆう意味で言ったんじゃないんだ」 「じゃあ、何っていうの?」 「それはだな、これからもずっと・・・俺のそばに・・・」  そう、カターシャが最後まで話そうとした時だった 「「サリーさん!!」」 「っておい!今いいところだったのに、邪魔するなお前ら!」 声の方を見ると、騎士たちが料理を口いっぱいに頬張ってサリーを呼んでいた。 「「「早くこっちにきてくださいよ!」」」 「・・・・みなさん・・・・口に物を入れたまま話さないでくださーーーーい!!」  サリーの雷みたいな怒号が響き渡ったお城の一角。  そんな様子を見てお腹を抱えて笑うジン達。 「平和だな」 「ああ」  どこからかそんな声が聞こえた気がした。 「サリー、よかったね」  アズールは尻尾をふわっと靡かせて、夢の中へ入ろうとしていた。
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