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光
夢中に生まれた宝石たち
車窓を滑り逃げていく
その先に何があるのか
知ろうともせず
毎日誰かが死んでいる
そんな世界で 僕ら生きてる
今日こそは自分の番じゃないかって
何も無い虚空に話しかける
ドクンと不自然に脈打つ数が
徐々に増えてる気がするんだ
時々 死ぬのが怖くなる
でもどうせ忘れてんだ いつの間にか
夢中に生まれた宝石たち
車窓を滑り逃げていく
その先に何があるのか
知ろうともせず
健康診断では見つからない病
無垢に笑うのが上手い病
この世で最も偉い科学でも
解き明かせない感情
余命幾ばくもない末期患者
それよりも先に 事故で死んだ人
神様がこの世界の医者だとすれば
この世界の僕らは皆 末期患者
無数に亡くした宝たち
誰かの風に吹かれてく
その先に何があるのか
知る由もなく
残された命をどう使うか
それを考えずとも生きられるとは
死すべき大罪ではないですか
ねぇ 神様
夢中に生まれた宝石たち
車窓を滑り逃げていく
その先に何があるのか
知ろうともせず
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