♯0「正邪の狭間で少女が見る夢」

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 取り調べを受けてまもなく、私が伝説のヒーラー・イリアの妹だと知れ渡ることになる。  しかし恩赦などあろうはずもなく、私は法廷に立つことも許されないまま死罪となった。  どうせ姉さまも父さまも母さまもいないんだ。  一人きりなんだ。  どうなってもかまわない。  私は一方的な宣告を受け入れた。
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