♯0「正邪の狭間で少女が見る夢」

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「来い!」  武官は私の縄を剣で切りほどくと、私を連れて処刑場を走り抜け、馬の後ろに私を乗せて駆けだした。 「オレの名はオールファン。  お前の名は?」 「アンジュです」 「よし、アンジュ。  オレがお前を最前線まで送り届けたら、お前はありったけの力を用いて兵士の傷を回復してくれ」 「はい!」
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