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――人を治癒する力はね、
人を害することもできるのよ。
もしも邪悪な力を使ってしまったら、
アンジュは味方を失うわ。
それが邪悪な力を得る代償よ。
ひとりぼっちになりたくなかったら、
アンジュは決して人を傷つけないでね。
約束よ――。
味方なんて、どこにもいやしない。
私はもう、ひとりぼっちなんだ!
私が禁断の力を思い描いてしまったそのとき、堰が切れたかのように、闇なる何かが身体の中からあふれ出してきた。
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