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親戚の家には死んだ祖父が出没する。
ある日、長男の伯父の祐三が朝になっても起床して来ないので、騒ぎとなった。
伯父の部屋に駆けつけると、枕元に死んだ祖父が立っていて、「祐三!祐三!しっかりせい!」と呼び掛けていた。
家族も一緒に呼び掛けに加わると、祐三さんはハッと目を覚ました。
祖父に呼ばれる夢を見ていたと云う。
祖父の霊ではないかもしれないが、深夜に、次男の叔父の枕元にお坊さんが立っていたのを伯母が目撃している。背が高く天井に頭頂部が届きそうなお坊さんだったと云う。
そう言えば祖父の頭は禿げ上がっていた。お坊さんと見間違う事も、あるかもしれない。
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