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“やあ、きんいろのほしさん。どうしたね”
“みんなが さがしているよ”
“はやく おうちにおかえりよ”
と よぞらのほしたちが つぎつぎと こいぬときんいろのほしに はなしかけてきました。
「きみといると、おほしさまのこえが きこえるよ」
“よかった。きっと ともだちだからよ”
「うれしい。ぼくたち ともだちなんだ!」
こいぬは うれしそうに いいました。
ほしたちが こっちだよ こっちだよっというように みちびいてくれます。
こいぬは きんいろのほしを おとさないように だいじにくわえて あるきました。
「ここ?」
こいぬは ふしぎそうに みあげました。
“うん”
かわいいおとこのこが ななつの おほしさまをもっている かんばんでした。
ひとつだけ きんいろのほしの かたちどおり スポッ と あいています。
ここは まちはずれの ていしょくやさん でした。
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