7-4. ゆづ季、わりとピンチに陥る count-one

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*** 「はぁ。さすがにちょっと計算外なとこもあったけど・・・」  Cieloのサブボーカルとのビデオ通話を一方的に終わらせたゆづ季が、自室でため息をつく。  練習ぐらいひとりで、と言い放ったものの、それに限界があることぐらいはわかっている。 『伝統芸能界のゴシップとはいえさ、巻き込まれてしまったから。年末年始が過ぎれば、最初の報道から日も経って、落ち着くんじゃないかな』 『ボクだっていい迷惑なんですけど!』  わかってる、だから落ち着いて–––スタッフが宥めながら続ける。 『事務所(ウチ)にも取材が来ててね–––あぁもちろん断ってるよ。状況を鑑みると今はおとなしく・・・そうそう。行き帰りで捕まる可能性もあるし。自宅に防音室あるんだよね–––・・・』
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