エブ作家のための編集室

2.17 承認欲求

編集長のアズマです。今回は承認欲求について話します。

あるYouTubeを見ていると、人間が捨てるべきものランキング、というものをやっていました。その堂々の1位が承認欲求でした。承認を欲しがる前に魅力やスキルを磨くことが先であり、そうすれば自然と人気が出て承認欲求など気にもならなくなる、とのことです。

小説投稿サイトを見れば、承認欲求に振り回される人が多いというのも事実であり、一番に捨てるべきというのは正しいかもしれません。しかし、小説をWeb上に投稿する私達としては、承認欲求を捨てろというのはなかなか厳しい言葉です。誰かに認められることが執筆のモチベーションでもあるからです。

捨てる、というのが難しければ、上手く付き合う、というのが良いかもしれません。完全に捨てるのは難しいですが、承認欲求はできる限り抑える、そして、我慢できなければ誰か仲の良い人に読んでもらって認めてもらう、というふうにコントロールしていくのも一つの手でしょう。

欲望は、執筆の薪になることもあれば、自分の感情を炎上させて再起不能にすることもあります。承認欲求とどう向き合うか、私達クリエイターの永遠の課題かもしれません。