第10話クリスマスプレゼント爆弾事件(解決編)

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第10話クリスマスプレゼント爆弾事件(解決編)

10分後、繁華街のビルの2階にある貴寛探偵事務所に到着した。松山警部は、インターホンを押した。 「はい?どちら様ですか?」 「松山だが、ちょっと君に相談したいことがある。」 「分かりました。今開けますので、ちょっと待ってください。」 貴寛はドアを開けて、松山警部をソファーへ案内した。 「寛樹、お茶をお出ししてくれ。」 「了解しました。」 寛樹はお茶を出した。 「それで、私に相談したいことってなんですか?」 「実は・・・。」 「なんだと?!それは本当ですか?!」 「ああ。それで、貴寛探偵に解いてほしいものがあるんだ。」 松山警部は、ゼブラが電話で言ったことについて話した。 「ん~、東京の鏡・・・ね。」 貴寛探偵は悩んだ。(東京の鏡…。鏡…?)そして、あることに気がついた。 「あ、そうか!分かったぞ!」 「暗号が解けたのか?」 「あぁ、全て謎は解けた。まず、東京の鏡という鏡に注目してほしい。」 「鏡…?」 松山警部は首を傾げた。寛樹も、 「どういうことですか?」と首を傾げた。 「鏡をある言葉に変えるんだよ。」 「ある言葉ね…。」 2人は分からなかった。 「鏡を象徴という言葉に直せる。つまり、東京のシンボルで待つという意味になる。東京のシンボルと言えば…?」 「東京タワーか!!」 松山警部は本部に伝えた。全パトカーは猛スピードで現場に向かった。松山警部たちも現場に猛スピードで向かった。 クリスマスということもあり、東京タワーは人混みで溢れていた。 松山警部たちは、急いで客を避難させた。爆弾処理団に爆弾を探してもらい、解体作業をさせたかったが、もうすでに、午後5時50分になっていた。予告まであと10分だったので、いつ爆発するのか分からなかったので中に入れることはできなかった。ゼブラが現れるのを警戒しながら待った。 10分前…、5分前…と、時間は進んでいく。そして、予告時間まであと1分…。 松山警部は、 「あと1分だ。全員、気を付けろ!奴は、どこから現れるか分からないぞ!」と、警戒の声を上げた。現場に緊張感が走る。 「3…、2…、1…。」と言った次の瞬間、大きい爆発音が聞こえ、東京タワーの明かりがシャットダウンされた。松山警部は驚き、 「何だ!何が起こったんだ!」と言った。 人々はパニック状態。 「ハーッハッハッハ!!よくここまで来られたな。」 奴は爆発の煙の中から血で赤く染まった仮面で現れた。静かに松山警部の元へ近づいてきた。 「ゼブラ!!」 「松山警部、久しぶりだな。さぁ、ゲームの続きを始めようか!」と言って、 閃光弾を投げて東京タワーの中へ・・・。 「眩しい!閃光弾か!クソ、待って!!」 目を開けた時には東京タワーの中へ逃げていった。 「奴を逃がすな!!絶対に捕まえるぞ!」 松山警部たちはゼブラを追って東京タワーの中へ入っていった。 そして、ゼブラを追い詰めた。 「さぁ、追い詰めたぞ!観念しろ!」 ゼブラの周りは警察が包囲していた。 でも、ゼブラは笑いながらあるスイッチを見せた。 「動くな!このスイッチが見えないのか!これのボタンを押すと別の場所がドカーンだ!」 「何だと!!ここじゃないのか?!」 「やっぱり気付いていなかったか。だから押されなくなかったら、そこをどけ!」    ゼブラは、ゆっくり後ろ歩きで逃げていく。その時、後ろにいた貴寛が飛びかかった。 だがしかし、ゼブラは上手いこと交わした。 「クソ!ナメた真似しやがって!!」と、発火装置起動のスイッチを押した。 しかし、爆発音は聞こえなかった。何回も押しても聞こえない。 「何故だ!何故、起動しない!」 「何回やってもムダだ。」 「どういうことだ!」 貴寛は、無線を取り出した。 「寛樹、そこには爆弾はあったか?」 「やはり、貴寛さんが言った通り東京スカイツリーにも発火装置が仕掛けられてましたよ。俺が解体してギリ間に合いましたよ。」 「何故だ!何故、東京スカイツリーにも仕掛けていることが分かった?!」 「シンボルの東京タワーで警察を引き寄せて、東京スカイツリーで爆破を行うのでは?と思い、両方に警察を配置したのさ。」 「そうだったのか…。」 ゼブラは悔しそうに言った。 松山警部は手錠を掛けて刑務所に連行した。 人々はゼブラが逮捕されたニュースを聞くと大喜びした。 こうして、素敵なクリスマスは取り戻された。 ゼブラが逮捕されて1週間のこと、ゼブラに死刑が言い渡されたと聞いた。 神探偵渡辺貴寛と松高寛樹は今日も事件を解決していく・・・。                完
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