13人が本棚に入れています
本棚に追加
第3話満月の夜殺人事件(事件編)
静かな満月の夜。会社員の川光明は、仕事終わりの帰り道。
「おい。」と言われ、後ろを振り返った・・・。
次の朝午前9時、明は遺体となって見つかった。現場には、警察と多くの人々が集まっていた。
「すぐ、この人の身元と死因を調べてくれ。」と松山警部がいった。数分後、山本警官が報告しにきた。
「松山警部、この人の名前は川光明。会社員だそうです。」
「で、死因は?」
「鑑識の結果によりますと、銃で頭を撃たれたものと思われます。死亡推定時刻は、昨夜の午後9時から午後10時だと思います。」
「そうか。目撃者は?」
「目撃者はいません。昼間は人が通りますが、夜になると店とかもないので、人が通るのも少なくなると思われます。あの時間帯は特に・・・。」
「そうか。犯人の手掛かりはなしか・・・。分かっているのは、被害者の身元だけか・・・。」
松山警部は頭を抱えた。
「あれ、松山警部じゃないですか?!」
「貴寛探偵!!どうしてこんなところに?」
渡辺貴寛は神探偵と呼ばれている物凄い推理力で、さまざまな難事件を解決してきた有名な探偵だ。助手の松高寛樹と共に
私立探偵をやっている。助手の寛樹は、貴寛探偵に憧れてデタラメに推理して、貴寛に怒られている。そんな寛樹だが、物凄い格闘技で犯人をやっつけてしまう。
「たまたま、この近くを寛樹と通りかかったら、パトカーと人が集まっていましたので、何かあったのかな?と思い来ました。」
「そうだったのか!!ちょうどよかった。犯人の証拠がなくて困っていたんだよ。」
松山警部は、貴寛に事件の説明をした。
「なるほど。犯人は殺しのプロの暗殺者か、何処かの暗殺組織でしょうな。」
「どうして、分かるんだ?」
「だって、証拠も残さないといったら、この2つしかないんですよ。」
「なるほど。」
「じゃ、私たちは証拠を探してきます。おい寛樹、行くぞ!」
貴寛と寛樹は、証拠を探しに行った。松山警部たちもそのような人物や、組織がいなかったか署に戻った。だが、貴寛たちと松山警部たちは証拠を掴むことはできなかった・・・。
犯人は、プロの暗殺者か?or 何処かの暗殺組織か?
あなたは、このミステリーを見破ることができるか?!
《続く!!》
最初のコメントを投稿しよう!