6 ☆昂流視点☆

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6 ☆昂流視点☆

今日から高校生活が始まる・・・。 俺はなんの変化もないまま高校生活が終わると思っていた。 これからいろんなことが俺に降りかかるなんて思いもしなかったんだ・・・。 「昴琉おはよう」 「ああ誠か・・・」 「なんだよその言い方は・・・これから3年間一緒だって言うのにさ・・・しかも僕も生徒会の一員なんだからさ!」 「わかってるって!朝からうるさいなぁお前は」 ああマジでうるさい奴。 誠は俺の幼なじみでかなりウザイ奴。 「昴琉君おはよう」 「凛おはようこれからもよろしくな」 「もちろんよ♪」 「お~い、昴琉僕と態度が違い過ぎないか?」 「そんなことないと思うぞ?それより早く行くぞ!!前田、車出してくれ」 「畏まりました昴琉様」 そして俺達は学校へ向かった。 そして学校に着いた。 「じゃあ凛に誠また後でな」 「え?今から入学式なのに出ないわけ?」 「ああ、なんか文句あるか?」 「もう昴琉は怖いなぁ・・・文句ありませんよ!!」 「よし誠はいい子だ♪」 「じゃあまた後でな~」 俺は始めから入学式に出るつもりはなかった。 俺が一人出なくたって支障ないと思うしな。 そういえば屋上入れたよな?この学校。 決めた、屋上に行くか!! そして屋上に向かった。 そして屋上に着いた。 ここが屋上か。 ん?誰かいるのか? 覗いて見ると女がいた。 「ねぇ入学式出ないの?」と俺は声をかけてみた。 そして俺はその女を見た。 ドキッ。 なんだ? この子を見た瞬間、俺の胸が鳴った。 なんでだ? こんなことは始めてだった。 「うん私ね、ちょっと遅刻しちゃったの・・・あなたは?」 なるほどな。 「僕もそんなところだよ」 彼女を見ただけで胸が高鳴るのはどうしてなんだ? 「あのね・・・私達前に会ったことあるかしら?」 急にどうしたんだ? 君に会ったこと? ない。それに君と以前に会ってたなら覚えているはずだから。 「いや・・・ないと思うよ?なんでそんなこと聞くの?」 「ううんなんでもありませんわ、変なこと言ってごめんなさい」 なんだ・・・なんでもないのか。 「ううん謝らないでいいよ、ところで君は1年生?」 「ええ、あなたは?」 「僕も君と同じよろしくね」 「ええ、こちらこそよろしくお願いしますわ」 彼女も1年なのか。同じクラスだといいな。 なんなんだよ。今日の俺マジでおかしいな。 そして彼女と別れ教室に向かった。 教室に入ると 「昴琉様よ~~~!!!」と甲高い女の声が聞こえてきた。 ああうるさい。勘弁してくれよ、マジで。 まさか毎日こんな状態とか? それを考えただけでテンションが下がった・・・。 そして教室を見回すとある女に目がいった。 さっきの子だ。 俺の足は無意識の内に迷わず彼女の元へ行っていた。 「君も同じクラスだったんだね」 「ええ」 「僕、有栖川昴琉よろしくね」 「ええ私は如月里桜です、こちらこそよろしくお願いしますわ」 如月里桜? どこかで聞いたことのあるような名前、そんな気がした。 まぁ気のせいだろう・・・。 彼女と一緒のクラスか。 これから楽しくなりそうだなと俺は浮かれていた。
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