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やっぱり
「やっぱり、無理でした。」
彼女は申し訳なさそうに言った。
「いいや、大丈夫。期待以上だよ。」
まとめてくれたデータのカードを握りしめて情報室を出た。
「そう。出来るだけやってみるけど。そっちはどう?」
私は歩きながら白い梟と話をしながら書類を見ていた。
「んじゃ。また今度送る。じゃあ、また。」
白い梟が飛んでいった。
「やっぱり、ここはマークしておくべきだった。」
口元に手を当てて私は呟いた。
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