3人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
軍学校のいじめ?
私は今日の分の書類を出しに行くために廊下を歩いていた。
「知ってるー?軍学校のいじめ。」
「知ってる。あれって夜様が絡んでるって噂じゃん。」
廊下の角でそんな声が聞こえた私は無性に気になった。
「夜ー、書類を持ってきたよー!」
「入ってー。」
私は夜に書類を渡してから言った。
「昔、軍学校でいじめがあったって本当?」と。
「あれは音国を作るきっかけの出来事だったかな。
私、みこと、朝日、夕の四人は学校で仲が良かった。
私がサポート、みことが軍医、朝日がナイフ、夕が指令が得意だった。
あれは先輩からのいじめから始まった。
蹴られて殴られて大変だったんだから。
まぁ、色々あって夕と朝日が学校に来なくなった。
私とみことを指差して気持ち悪いって言った。
三年生の頃には私以外は軍学校にはいなかった。
けしていい話では無かったでしょ?」
夜が笑っていった。
「アイツは楽しく生きれてるんかな。」
夕がを書類をしながら言った。
「あー、嫌いだわぁ。」
みことがつまらなそうにタルトタタンを食べた。
「夜、剣術、手伝って。」
「いいけどさ」
みことと夜が静かに出ていった。
最初のコメントを投稿しよう!