昔、

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昔、

「あ、夜。お疲れ様。」 「お、お疲れ様。」 「夕、エマ、お疲れ様。仕事はどんな感じ?」 夕方頃に廊下で半袖の夜に会った。 「うで、どうしたんですか?」 エマが夜の傷だらけの腕を見て言った。 「昔の傷だから大丈夫。」 笑って夜が言った。 「仕事はボチボチかなぁ。 あのさ、夜って剣術は苦手なんだっけ。」 「そう。弓とかは出来るんだけどね。 彼についてた時からはマシになったけど。」 夜が眼を細めて笑った。 カラスがカアカアと鳴いていた。
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