鳥籠の中から空は見えない。

シャロとシャムの登場だ！

「協力ですか？全然、やりますよ。
さっき、蒼人に暇を出されて暇だったんです。」
シャロは静かに笑って言った。

「蒼人に？何をしたのかなぁ？」

「『休め！』って言われてもですよね。」
シャロはため息をこぼした。

宇灰蒼人とは宇灰夜の婚約者であり、
白い梟を使って情報をくれるお兄さんだ。

シャロは宇灰安音という歴史に葬られた宇灰家の末っ子である。今はシャロと名乗っている。
本当に優秀だけどあまり戦いは好きじゃないらしい。今は蒼人の助手をやっている。

「私も、やるー！楽しそうだし。」
シャムが手をあげた。

シャムはどこからかわいてきたやつ。
本当に気まぐれだから扱いづらくてね。
でも、戦闘にかんしてはまじで強い。
じっとしてられないらしい。
まぁ、シャムだから仕方ない。