待ってました。

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待ってました。

「収穫はなかったよー。」 シャムがそう言って悲しそうな顔をした。 「力添え出来なくてすいません…。」 シャロも目を伏せて言った。 「こっちも収穫、なし。 この町が綺麗だって事ぐらい。」 エマが言った。 「どうするの、これ。 宣戦布告はなかったことに出来ないよ。」 夕は考え込んでいる夜を見て言った。 「はぁぁぁ、どうしよぉ。 私、ここの雰囲気、凄い好きだしなぁ。 宣戦布告、来てるしなぁ。」 夜は小さくため息をこぼして天井を見た。 「私はどっちでもついていくよ。」 私は夜を見て笑って言った。 夜になるまで歩き回っても情報が取れなかったのだから、しょうがないと言えば早いだろう。 「分かった、こうするよ。 …宣戦布告を受ける。 幹部だけでどうにかするってことで。」 やっぱり、受けてくれますか。 待ってました。
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