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「みことさん。」
不意に声がして振り返るとシャロとシャムが立っていた。
「みことさんの読み通りでしたね。」
シャロが笑って言った。
「あの子はそういう子だから。
未練があったから出てきてくれたんでしょ?
じゃあ、生きてほしいなぁって思っちゃったんだよね。私、おかしいこと言ってるのかな。」
「別におかしくなんてないと思う。
けど、これを知ったらって考えるとだけどね。」
シャムは首をかしげて言った。
「みことさんは軍医ですよね?
軍医がいないことになりますけど…。」
シャロはガーデニングチェアに座って言った。
「それに関しては大丈夫かな。
転生ってのを試してみようと思って。
多分、三年ぐらいならいける。」
「転生…神様ってなんでも出来るね。
あ、名前、考えてもいい!?」
「いいけど。シャムが考えてくれるのかな?」
「愛馬 朝日とかどう?」
愛馬朝日…、いいじゃん。
「それにする。」
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