夜があるのなら

1/1

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ

夜があるのなら

夜があるなら朝が来るのは当たり前。 私は朝になったら皆から認識されなくなってしまう。この世界から消えてしまうのだ。 私は堤防の上で海を見ていた。 「おねーさん、これ、あげる。」 小さい髪の長い女の子がアメを私にさしだしていた。 「くれるの?ありがとう。」 「おねーさん、笑ってたほうがかわいいよ!」 私は少女の笑顔に幸せを感じた。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加