三年後

1/1

3人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ

三年後

あれから三年たった。 私が音国の幹部として働き始めて二年、軍医だったみことが死んで三年、夜が昼間は幹部に認識される薬で人間らしい生活と引き換えに足が失くした三年間だった。 みことがどうして死んでしまったのかはまた、 別の話に繋がっている。 ただ、一つだけ言うのなら、みことは死んでいない。 そして、軍医が足りたないという問題に立ち止まっていた。 「問題、解決したかも。」 朝御飯の時、突然、夜が言った。 「ごほっ、え?」 「ふう、手紙を朝日に届けて」 手紙を持ってフクロウが飛び立った。 「明日、予定を空けておいて。 きっと良い報告が出来るから。」
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加