まさか

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まさか

「ーー普通にしていればそこそこの男なのになんで、そんな風になったの??」 「ーーオレ、実はホモだったんだ。。前までは男しか好きになれなくて。。」 ーーはい??ホモ??何言ってんの?? 話についていけない。。 頭がクラクラする。 私の頭の中が、煙を出して壊れてしまいそうだと思った。 「ちょっと待って!!ーーホモが何で今私と付き合っている訳?」 「この頃、やっと女もいいかなぁって思い初めて。。」 ーーえっ?何でそんな趣味が突然変わったの?? 「わかんない」 彼の言っている事は、、元々、彼はゲイである事。そしてここ最近女もいいかなぁ?くらいに思い始めたと言う事。。 その繋がりで、化粧や女装を趣味にしていたのだと言う話?ーーなのだろうか?? うーん。 ゲイだとかそう言う話は、ニュースでしか見た事がない。。 人の話でしか聞いた事がない。 それがーーまさか、こんな目の前に。。 明日は私の両親に会って、食事会をする。こんなタイミングでこんな話をされるとは。。 彼の記憶の中に何かしらの問題があるだろう事は明らかだった。 でも、明日をどう乗り越えるか。。 その夜、私はなかなか眠りにつく事が出来なかった。。 そして私の親とのあの食事会へ繋がる。。
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