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後悔
ーーこんなはずじゃなかった。。
今思えば、そうとしか思えないが、あんなにも、運命的だと思った瞬間はこれまでにただの一度もなかった。
あれはそう、2年前の事だ。
私は彼の事を何も知らないのに、上辺だけの彼の優しさに騙されていた。。
騙されていた、と言うのは言いすぎか。。
彼は確かに優しい。それは付き合い始めて2年が経った今でもーー。
ーー好き。。
ーー愛してる。。
ーーずっと一緒にいたい。
その想いが、私の頭の中をエンドレスで繰り返されていく。。
そしてとうとう、私は彼に告白する。
もう、気持ちにウソはつけない。もう、私は彼への愛で溢れている。
もうごまかせない。。
彼は背が高く、テニスをこよなく愛するスポーツマン。
テニスだけじゃない。
スポーツなら何をやらせても、天下一品だ。そつなくこなしていくそんな人だ。
パッと見はイケメンではない。
どちらかと言うと普通より少し下って感じだろう。
しかし、彼は優しい。
そんな場面を何度も目撃している。
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