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晩御飯は簡単にトーストにジャムを載せて、紅茶と一緒に食べようと思ったのだ。
朝食は、いつもこのスタイルだった。
夫が、御飯よりパンの方が好きだったからだ。
朝は御飯派の私は、夫に合わせていた。
このジャムも、夫が好きだったから、定番にしていた。
私は、本当に夫が好きだった。
出会ったのは確かに婚活だったし、結婚を決めたのも三十代前に結婚したかったから、という理由もあったが、夫の誠実さと優しさに惹かれたのも事実だった。
だけど。そう―だけど。
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