フォーサイズ

11/11
前へ
/11ページ
次へ
「それはもちろん結合してるからよ」 「なんか当たり前みたいに言われたけど、ごめんこれっぽっちも意味わからん」 「ほら見てチトセ、ここ。チョコが溶けてきて入口のところがちょっぴり卑猥よね。もう出ちゃうのかしら、ふふ」 「へーよかったね。  なんか、今に始まったことじゃないけどユウコの存在自体が卑猥に思えてきたわ」 「えっ……それはちょっと、恥ずかしいわ。ありがと……」 「うん、ほめてないから安心しろ」  そうこうしているうちに、マホはマフィンを食べ始めているのであった。 「んーっうまー! これは凄いよ、何かねふわってなってギュンってなってヌンって感じで!」 「いや語彙力無ッ! それ何か食った時の表現じゃないよな」 「チトセも食べてみて―?」 「もーさ、ウチ食べかけのやつばっか食べてる気が済んだけど」 「ほなの? でもマホはそんな感じしないよ?」 「いやそれ当たり前ッ!」 続
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加