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タイムスリップ
-次の日ー
ヒナトは、スマホの目覚ましで起きた。
「わぁ~、よく寝た!」
ヒナトは、起き上がり、いつもと違う部屋だと気づいた。
「ここは、何処なんだ!!」
よく、辺りを見回して見るとあることに気づく。
「ここは・・・昔の俺の部屋!!でもなんで・・・?」
ヒナトが、不思議そうに辺りを見回していると誰かが上がってくる足音が聞こえた。
「ヒナト、起きてるの?」
母さんは、部屋をノックしてドアを開けた。ヒナトは驚いた。
「母さん?!しかも、若いし・・・。」
「何、寝ぼけたことを言っているのよ?さっさと朝ご飯を食べて、学校に行く準備しないとカリナちゃんを、また待たせるわよ。」
「学校?」
「訳の分からないこと言ってないで朝ご飯を食べて来なさい!」
ヒナトは、何がどうなっているのか分からないまま、一階に降りてご飯を食べに行く時に、鏡の前を通った。ヒナトは自分の姿を見て驚いた。
「は?!一体どうなっているんだ?!」
鏡に写っていたのは、中学生の頃の姿だったからだ。
(こんなことあり得ない・・・。そうか!これは、きっと夢に違えない。きっとそうだ!)
ヒナトは、母さんを呼んだ。
「ちょっと、ほっぺたを殴ってくれないか?」
「そんなことできないわよ。」
「いいから、殴ってくれ!」
あんまりにも、しつこいので可哀想と思いながら殴った。
「いってぇ!」
ヒナトは叫んだ。
「やっぱ、夢じゃないのか・・・?」
「今日のあんた変だよ。大丈夫?」
「うん!大丈夫!」
ヒナトは、テレビを見ながら朝ごはんを食べた。
(懐かしいな~。)
今はもう終わっているアニメを見ながら、本当に過去に来たんだな~。と思った。でも、まだ信じられないのでカレンダーを見た。
(今日は、2015年8月18日木曜日か・・・。ということは、6年前に来たのか。)
ヒナトは中学3年生に戻っていた。
ヒナトは、急いで中学校に行く準備を始めた。
ヒナトが、中学校に行く準備をしていると、ピンポーンとインターホンが鳴った。
「カリナですけど、ヒナト準備できてますか?」
「あ、カリナちゃん、ヒナトったらまだ準備しているの。ごめんなさいね。」
「いえ、大丈夫です。」
「ほら、早くしなさい!!カリナちゃん待たさせてるわよ。」
「わかってるよ・・・。よし!これで準備OK。」
ヒナトは、玄関のドアを開けた。本当にカリナがいた。
(間違いない・・・。本当にカリナだ。)
「よ!カリナ、お待たせ!!」
「よ!じゃない!もう、遅いわよ!」
「すまん!!準備に手間取って・・・。」
「じゃ、母さん、行ってくるよ!」
「2人とも気をつけてね。」
「はーい。」
2人は学校に向かった。
(やっぱ、カップルっていいわね〜。私も青春時代に戻りたいわ〜。)
ヒナトは、久しぶりにカリナに会えて嬉しかった。
「何、じろじろ見ているのよ!気持ち悪いな。」
「いや、別に。それより、ビンタしてくれ。」
「は?!何言ってるの?嫌よ。」
「お願い!!やってくれ!」
あまりにも、しつこいのでカリナは、ヒナトのほっぺたをビンタした。
「いってぇ!」
「ごめんね。強くやりすぎた。」
「あ、大丈夫!」
(やっぱ、夢じゃないのか・・・。)
ヒナトは、ほっぺたを触った。
「ねぇ、本当に大丈夫?」
「あぁ、大丈夫!!それより早く学校に行こう!」
2人は、再び学校を目指して歩き始めた。
数分後、学校に到着した。
(懐かしいな〜。そういえば、部活もできるし楽しみだな〜。)
ヒナトは、わくわくしながら、カリナと一緒に教室に向かった。
《続く!!》
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