呪いサイト

1/1
前へ
/11ページ
次へ

呪いサイト

僕は誕生日が嫌いだ。彼は誰からも祝われたことがないからだ。彼みたいな奴 を祝いたい人なんてこの世にいないはずだ。この物語の主人公の彼の名前は [野呂]という。鈍くやることが遅いため周りの人に「野呂はとろくさいからの ろのろだよな」と馬鹿にされることが多かった。悔しい事に相談する相手すら いない。両親は事故死した。僕は悔しくて仕方がなかった。よりにもよって 殺されるなんて。彼は精神が崩壊しそうだった。そんな時に偶然見つけて しまったこのサイト。名は縦読みでNOROU。呪いたい人を思い浮かべて たて読みをするだけで呪うこのサイト。彼は呪いたい人を思い浮かべ呪 い殺し続ける。 このお話はまだ続きがある。 「おーしできた。」佐伯という少年が言った。この話を書いた佐伯はいじ めをしていた。いじめていた相手はもちろん野呂だった。最近野呂が 手‘‘を挙げてきたので呪いサイトに野呂の名前を書き込んだ。彼は支度した。 とうぜん野呂の家に行く。あいつがどんなことになっているのか楽しみだ。 「う…」 急に痛みが来た。「なんで…。」よく見たらこう書いてあった 『は誕生日が嫌いだ』 佐伯は絶望した。間違いのせいで自分の人生が終わるなんて…。でもよく見たらまだ間違いがあったそれも直そうと思ったが、もう体が動かなかった。 「ふ…これじゃあ俺がいいやつじゃねえか」佐伯はそういうと死んでしまった。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加