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五話 僕は第一王子を許しません!
「第一王子様でしたか。(棒)では、失礼しました。行きましょう、
クライス様」
「えっ…うん…」
「おっ…おい…」
あー後ろでなんか言ってるけど無視!…でも、ムカついたからって第一王子にあんなこと言っちゃってよかったかな?
まぁあいつが悪いんだしいいか。それよりクライス様は?
「クライス様大丈夫?」
「うん…大丈夫。ありがとう、助けてくれて。」
「当たり前じゃん、友達でしょ?」
「えっ!うん!そうだね、シエル。でも良かったの?第一王子相手に。」
クライス様は意地悪そうに言った。
「別にいいよ、クライス様をいじめてたやつなんだし。絶対に許さない。」
「ありがとね。シエル、今僕すごく嬉しいよ!で、仕事どんなのだったの?」
「クライス様の執事だったよ。」
「えっ!?本当!やったー!シエルが執事だなんて嬉しいよ!」
「うん、僕もクライス様の執事になれてうれしいよ!クライス様相当しい最高の執事になるよ!ってことで、クライス様まだ見習いの身でありますが宜しくお願い致します。」
「うん、よろしくね!でも、僕たち二人の時は普通に喋ってね!」
「うん、分かったよ。」
はは、クライス様なら言うと思ったよ。明日から執事の勉強か……
一人前にできるだけ早くなれるように頑張らないと……!
「シエルの部屋案内するね。なんとシエルの部屋は……僕の隣でーす!!」
「いやいや、おかしいでしょ。今日から働くのに王子の部屋の横ってだめでしょ!」
「まぁいいじゃん、明日から一緒に頑張ろうね!」
「一緒に?」
「僕もダンスや礼儀作法を習ってるんだ。だから一緒!」
「へぇーそうなんだ。一緒に頑張ろう。」
「うん!じゃあお休み。」
「お休みー。」
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