一話 夢のような出来事

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一話 夢のような出来事

今僕は夢を見ているかのようです。あ、僕はシエルと言います。 よろしくお願いします。えっと……何があったのかですね。 何があったのかと言いますと…… 今朝、僕は貧乏な人たちが住む貧乏街で数日間何も飲まず食わずで 飢え死にしそうになってました。 もう意識がはっきりしない中、目の前の身分の高そうな人に助けを求めて そのまま意識がなくなりました。次に起きると高そうなベッドで 寝ていたのです。起きた後横にいたメイドさんにものすごくおいしい 食べ物をもらったんです!初めてたらふく食事ができたんです! おいしかったなぁ~。 っとこんなことがあったんです。僕にとっては夢のような出来事でした。 ギィ 「君大丈夫?」 扉が開いたそこには高そうな衣服を着た美少年が立っていた 「えっと……大丈夫ですけどあなたは?」 「あーごめんね、僕はこの王国の第二王子のクライスだよ。無事なようで安心した。」 「ぇ!!第二王子!?すいません!!助けていただいてありがとうございました!!」 「別にそんなに堅苦しいいい方じゃなくてもいいよ。」 「そんな訳にはいきませんよ!」 「そっか……」 クライス様は悲しそうな顔で言う。そんな顔されると断りにくい…。 「……いや、やっぱりそうさせてくれないかな?」 「え!うん、いいよ!後友達になってくれないかな…?」 クライス様は恥ずかしそうに言った。はぁ…この方は…。 「……いやそれは……「うるうる」うっ……わかったよ……」 「やった~ありがとう!そういえば君の名前は?」 「あ!いうの忘れてたよ。僕はシエルだよ、クライス様」 「様はいらないよ。で、何があったの?」 「僕は両親がいなくて数日間飲まず食わずだった。それで、飢え死に しそうなっていたときに高そうな服を着ていた人がいたからその人に助けを 求めてそのまま気を失ったんだよ。」 「そうだったんだ……。辛かったんだね。じゃあさここに住んだらいいじ 「はぁ!?」 「じゃあお父様に聞いてくるね!」 そう言ってクライス様は部屋を出ていってしまった。
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