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「で、どの子?白い子って。浩二は本当なんも覚えてないな〜」
「ほら、あの昔からの瞳達がいるデカいグループあるだろ。」
井上 瞳
高田 恵子
小学生の頃から体格も良く、男達から常にからかわれていた、女子二人組。
「あいつらは変わってねーな。でもこの歳になってからかう奴は流石にいねえだろ。」
あの二人は、見ただけで誰か覚えている。
「その真ん中の白い服着た可愛い子。あれ誰だっけ。」
「なんも覚えてねーなー。どれどれ、瞳のとなり……ん?」
正樹にも良くわかってないのだろうか?
周りをキョロキョロ見回している。
「小山 美沙」
「岩本…高木…白石…樺島…………」
「え?誰だっけ?あんな子いたっけ?うちのクラス……」
「なんだよ!結局正樹もわかんね〜のか!」
「しゃーない、俺が探りいれてくるわ。」
「お、おい!浩二、大丈夫か?瞳と恵子いるぞ!」
俺はビール瓶を持ち席を立った。
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