白い同窓会

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「当たり前やろ!いい加減変わらんとおかしいやろ!」 「まあ、そうよね。俺らもいい歳だし落ち着かんとね。」 やっちゃんは、そう言うと勢いよくビールを注いできた。 「おっとっと、やっちゃん入れすぎ!」 ビールは俺のジョッキから一気にこぼれて畳の上に溢れてしまった。 「あ〜あ〜!入れすぎって。」 すると 「はい、浩二君。これ使って。」 と、おしぼりが渡された。 「あ!ありがとう小山先生」 「もう!先生はやめてよ!この歳で恥ずかしいって!」 「あ、ごめん、つい。昔の癖で。」 彼女は良く覚えていた。 特に可愛い訳でもなく、ちょいワル系で結構エッチだった彼女。 俺は、中学一年の時に彼女に色々な事を教わった。 性春の女先生だ。 とは言っても身体で教わった訳じゃなく、色々と言葉で教わった。 初めて色んな事を覚えた歳でもあった。 それはみんな小山先生のおかげだった。 彼女のあだ名は「先生」
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