17人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
居酒屋 極限村
「それでは、俺らの担任でもあり、今は校長の…」
「おーーー!!」「え〜!あいつが校長⁉︎」
周りが担任の紹介でざわついていた。
「酒井先生です!皆さん拍手〜!」
担任の酒井先生
もう数十年振りの再会、すっかりおじいちゃんになった様にも見える。
俺達担任持っていた時は、厳しくビンタなんて毎回の事だった。
誰もが恐れる生活指導の担当でもあった。
「なあ、正樹…」
俺は先生の話など聞かず、正樹に声をかけた。
「ん?どうした浩二?なんかあったか?」
「いや、あの司会してる男誰だっけ?」
司会は清楚な格好でスーツにネクタイ。バリバリのビジネスマンに見えた。
「あれ?浩二忘れたの?やっちゃんだよ!お前結構いじられてたじゃん。」
「え⁉︎あれが……やっちゃん……」
当時は親泣かせ教師泣かせの大悪
籠 康隆(かご やすたか)
名前を聞いただけでも、みんな避けていく存在だった。
「あれが……」
最初のコメントを投稿しよう!