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「あれが…あの…やっちゃん。」
随分変わったな。
という事は、あの横にいるのは、光輝(こうき)だな
あいつは全然変わってないな、相変わらずやっちゃんにベタベタだな。
後藤 光輝(ごとう こうき)
いわゆる、やっちゃんの子分的な存在だ。
この歳になっては珍しく、ほとんどの同級生が男女集まっていた
普通こんな集まりごとに40人なんて集めるのは不可能のはずだが…
「なあ正樹、俺はお前から同窓会の事聞いたんだけど、この同窓会企画って、もしかして……」
「ああ、やっちゃんだよ。さすがにやっちゃんの企画ならみんな来るよな!」
「そういう事か……」
確かにやっちゃんの企画で断るのは、よっぽどでないとできない。
25年経った今でも、みんなあの時のやっちゃんのイメージが残ったままだろう。それほど強いイメージが残っている。
一人一人、大体のイメージは残っているが、わからないやつもかなりいる。
ところで、あの白い女の子は……
「あっ、いた!」
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