【本編1-4】朝まで

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 迸るような快感に叫んで足を突っぱらせても、気づいただろうに時任は止めてくれない。ゆっくりとグラインドするような動きをも加えて、何度も引き抜きかけてから膣壁を擦り上げて奥を突きつつ、笑みをこぼした。 「イけたのかな。良かった、痛いだけじゃなくて。だけどごめん、もうちょっと」 「あの、ずっとこれ、辛……ッ」  強すぎる快楽が少しの休みもなく襲ってくるのだと。息も絶え絶えに伝えたのに、時任はぐいぐいと胸を揉み続け、肉杭で内部を穿ちながら言った。 「イキっぱなし……? すごいね、もっともっとたくさん、気持ちいいことしようね」  何か。  とても恐ろしいことを邪気なく告げて。  最奥部まで楔を打ち込むと、少しの間動きを止めた。 (あ、たぶん……)  終わったんだな、と。  ホッとしつつも、ほんのりとだけ残念な思いに包まれたのも束の間。 「一回じゃ、どうにも……今度はもう少し長くもたせますね」  はにかみどころを間違えているかのような優しい笑みを浮かべて、時任はそんな宣言をしてきた。
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