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先ほど口づけされたときみたいに、時任に無理やり頭を押さえつけられながら膝立ちさせられ、口にそれをねじ込まれるなら。剥き出しの嫉妬をぶつけるように、膨れ上がった欲望で喉奥を何度も何度も突かれ、泣き出しても嬲られ続けて、弾けた白濁を受け入れさせられる……。
いつもは避妊している為、直接浴びせられかけたことなどないそれを、無理やり飲み込まされる。
その光景を想像しただけで、体がかあっと熱を帯び、蜜口から蜜が溢れ出すのを自覚した。
(やだ、こんなの、私が変態みたい……)
いつもうっすらSっ気の透かし見える時任に良いようにされてしまっているせいで、手荒に扱われることを想像しただけで、従順なまでに濡れる体になってしまっている。少しだけ恨めしい。
「時任さん……」
囁きかけながら、凛は思い切って手を伸ばし、スラックスの上から時任のそこに触れる。
「アッ……くっ」
すでに固く立ち上がった欲望。時任が目を瞑って呻き声を上げた。
「口で……する?」
尋ねると、目を開けた時任に見つめられる。目元を赤く染めながら、凛さん、と掠れ声で答えた。
その顔には凄絶な色香が漂い始めていて、理性と劣情が彼のうち側でもつれてせめぎあっているのが伝わってくる。凛はほとんど無意識に、触れた怒張を布越しに柔らかく握り、摩るように手を動かし始めた。
「り、凛さん……ッ。はっ……」
時任は髪を振り乱し、息を呑む。
喉をごくりと鳴らしてから言った。
「歯止めがきかなくなりそう。ただでさえいつもいつも凛さんのこと頭の中でひどい凌辱しているのに」
凛は、手の中のものをキュッとやや強めに握りしめる。途端、時任はびくりと全身を震わせつつ、一層そこを固く膨らませた。
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