【本編2-11】加虐願望と被虐趣味

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「時任さんっ……! あ、ああんっ、昴は、お、男の人には興味な、あ、やっっ」 (そそられるって、何?)  先程より動きがしつこく、良いところを探るように突いてくる。声を上げようものなら集中的に責められて、強烈すぎる快感に意識が飛びそうになった。 「興味あるのは可愛いお姉さんだけなんじゃないですか。大切な大切なお姉さんが、こんな風にどこの誰とも知れない男に責められて泣かされてるって知ったら……。弟くん、俺のこと怒るでしょうね。あ、弟くんと言うか、凛さんと双子ってことは俺より年上か。自分は手を出すことができずにずっと大切にしてきたお姉さんが、よりにもよって、こんな年下男に昼間の明るい部屋で組み敷かれて、おっぱいオナニー強要されて、突っ込まれてイキっぱなしですよ。こんなエロい凛さん、見られるものなら見たかっただろうに」  言っている内容には不釣り合いなくらいに爽やかな口調。だが、よくよく聞かなくても、ちょっとどころではない変態なことを言っている。凛は息も絶え絶えながら、必死に抗議した。 「変なこと言わないでくださいっ。す、昴は、や、んん、彼女いっぱい、あの、真面目に付き合ってると思うけど、ちゃんと恋人がいて」  固い肉杭が膣壁を擦る。その動きだけでも堪らないのに、浅い所で抜き差しをしてから、蜜口を捏ねるように先端で撫でて、わざとぐちゃぐちゃ羞恥を煽る水音を立てつつ、再び奥までぐりぐりとねじこまれた。  ひっ、と息が止まりそうになる。 「ますます怪しいですね。お姉さんは初心な処女で、弟は女性を次から次へと食ってるなんて。本当にヤリたい相手の代わりじゃないですか?」  ぐりっと突かれて、んんっ、と息をのんでから、凛は時任に組み敷かれたまま睨みつけた。
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