雨の日に、後輩と

【本編3-2】従順さは背徳感となって

　怒っているようなこと言うわりに、声が甘い。まるで本心は真逆であるかのように。
（こんなに可愛いのに、ドＭってどうなってんの、凛さん）

「凛さん感じやすいから、ここがもうきゅってなって、ぐずぐずに濡れてるんですか？」
　片腕で凛を拘束しつつ、右手を足の間に挟み込み、生地の上から撫でる。指先に湿り気が伝わってきて、気付いたことを知らせるために「すごいですね」と囁くと、凛が体を強張らせた。
「だめだってば、汚れちゃう……っと。今日はもう無理っ」
　声まで濡れ始めるのを聞きながら、片手でホットパンツをずり下げて、直にそこに指をあてた。ぐちゅ、と水音がして「ああっ」と凛が押し殺した悲鳴を上げる。
　咄嗟に、凛の頬をぐいっと自分の方に向けさせて唇を重ねる。んん～、とくぐもった声を聞きながら舌を差し込んで柔らかくぬめった口腔内を蹂躙しつつ、指で淫核をいじり続けて、蜜を零す蜜口をぐるりとなぞった。

「んー、んんー！！」
　声をあげられない凛が苦しそうにもがくが、後頭部をおさえつけて口づけを続けたまま、ひくつく割れ目に指をずぶりと突き入れる。
　びくびくと、痙攣しているのが触れ合った腕や胸に伝わってくる。
（イッてる……。エロすぎ）
　あまりにも、濡れている。やわらかく、それでいて指を食い締めるようにきゅうっとしめつけてくるそこの動きに、頭がくらくらした。

「凛さん……挿れていいですか？　指じゃないの、ここに」
　唇を離して尋ねると、はあはあと息を乱しながら「体がもたない……」と凛が消え入りそうな声で答える。