コイントス

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「わぁ~」 と言う坂田の声に合わせ、4人は10円玉を見上げる。沈む太陽とブロンズの10円玉が重なり、ゴールドに輝いた。 「来るぞ!」 と真島が叫んだと同時に10円玉が落ちてくる。 「どっちどっち~?」 坂田がはしゃぐ声、川の音、陸橋を走る電車の警笛が重なる。 ”パチン” 真島の手の甲と手のひらに10円玉が挟まれた。
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