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愛するあなたに
桜子さん
あなたの名前を知ったのは、あなたに会えて、一月たった頃でした。
通学途中で見るあなたは、可憐で初々しい。ミッションスクールのセーラー服がとてもよく似合う。
沢山の人が歩く中、あなたは際立って美しい。
「 桜子さん~ 」
同じセーラー服を着た人が、走ってあなたに近づいた。
〖 桜子さんか 〗 可愛い名前だ。
僕は、ひとりにやにやしていたらしい。
「 なんだよ。にやにやして 」
僕の同級生が、笑って言った。
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