味醂干し

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少し経って、ブラザーお二人が、器を洗おうと すると、お寿司の、若い人が飛んで来た。 【 洗わなくて、結構です。こちらの仕事ですから。】 そう言って、寿司桶を、下げた。 【 ありがとうございました。又、お願いいたします。】 【 こちらこそ。美味しかったです。ありがとうございます。】 私は、言った。 【 あの、お兄ちゃん、瑠璃お姉さんのこと、じっと見つめてたよ。】 小学生の男の子が、笑いながら言った。 【 ところで、このお部屋、エアコンが、ありませんね。 あった方がいいですよね? 寝室は? 】 私は、訊いた。 【 あれば、いいのでしょうが。】 神父様は、仰った。 【 神様に、お祈りをお願いいたします。 今日は、お邪魔致しました。ありがとうございました。そろそろ帰ります。】 【 僕が、送っていきます。】 Mayと、玄関で靴を、履いていると、皆が 【 瑠璃お姉ちゃん、ありがとう。】 【 明日、ミサに授かります。おやすみなさい。】 【 それでは、又、明日。ありがとうございます。】と、神父様と、ブラザーお二人。 【 May、美味しかったわね。】 【 あぁ。美味しかったな。】 Mayと、自然に手を繋いで歩いた。      
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