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 僕は、ロミがいなくなってから彼女のスマホに何度も電話をかけたし、メッセージも送った。  電波はいつも、途切れたままだった。    暇さえあれば、彼女の友だちに連絡を取ろうとしたし、それに疲れるとロミの写真を見た。  色白のロミ。 黒髪のロミ。 奥手のロミ。 好きな男に尽くすロミ。 煮魚が上手いロミ。 寒がりのロミ。    僕のロミ。  
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