02.テル

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(Luna)の女神アイラ・カグヤ様……」 ザパッ。 テルが祈念していると、泉の奥から水音が聞こえた。 彼は続く言葉を心の中で唱えながら、弓矢を引き寄せた。 「誰だ? 聖域で何をしている?」 「聖域? 通りで清々しい気分になれた訳だわ」 弓を構えたまま奥へ進むと、テルは息を呑んだ。 一糸纏わぬ少女が沐浴していたのであった。 「私は月の巫女。あなた方の聖域と知らず、大変失礼をした」
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