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私のクラスには
小田君と坂野君という
完璧イケメンと、クールイケメンがいる。
小田君は入学して3日で校内中の女子から
「王子」と言われていた
坂野君は女子に愛想があまり良くないのでキャーキャーは言われないけど、隠れファンは多い
そんな2人には、隣のクラスに仲良い友達がいて
たまに昼休み、うちのクラスで4人でお昼ご飯を食べていた
1人は木田君と言って、小田君と幼なじみみたいで小さな頃から一緒だったようで
もう1人は
私が密かに恋心を抱いていた山田君
「おれの好きな子のタイプは、巨乳でエロくて積極的な子!」
「お前、それAV女優の話だろ?」
「好きな女の子って素人の話だから」
「え?素人もの??健人?」
「は?俺に聞くな!巻き込むな、っていうか声でかい!」
昼休み、昼ごはんを食べながら今日も山田君は
エッチな話を大声で隠さず話す
私は少し離れた席で
望とお弁当を食べながら聞き耳をたてる
「望?」
「ん?」
「私、胸ないし積極的じゃないなあ。エッチかは分からない」
「・・・・他の男にしなさい」
やっぱり私は山田くんの好みの女の子にはなれないのかな
私はお弁当の下の段を開けて
蕎麦をすすった
「ずずずー」
「今日も蕎麦入ってるのね」
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