決戦は水曜日

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「どうして望と坂野くんがいるの?」 もらった花束を抱えながら私は2人に問いかけた しばらく嬉しさと興奮で気にしなかったけど、 落ち着いたらいろいろ気になることが・・・・ 「俺は山田に夜中に電話で叩き起されたんだよ。 俺にはもう今日しか時間がない!ってお前半年以上あっただろって話だよ。 他の男に取られたくないーーって、夜中に電話口で叫ばれてさあ。。。プロポーズしたいっていうから早朝まで相談に乗っててさ。・・・・・で、気になるから見に来た」 「私はその後!早朝山田から鬼電がきたのよ!!今日協力してくれって!しょうが無いから寝ぼけながら作戦練ってあげて亜里沙の指輪買う協力までしたってわけ!あんたの彼氏の!」 「望!か、か、彼氏って・・・・」 「お、おれ?かっ、、、」 「山田もつられて恥ずかしがるな」 「三浦も俺もお前達のこと応援してたし・・・気になって俺なんてついつい大学サボって来ちまったぜ」 「坂野ーーーありがとぉーー」 望「・・・でもさ、正直、最初は、はっ?て思ったわよ。 付き合ってもいないのにプロポーズとか、普通しないでしょ?」 坂野「・・・・・・」 望「どんだけぶっ飛んでんのよって思ったけどね」 山田「あ、それはさオレ、七瀬と結婚したかったから」 望「でも、付き合ってみないと分からない事だってあるでしょ?」 山田「そうかな?オレと七瀬は1年くらいいつも一緒だったからだいたい付き合わなくたってわかるぞ?なあ、坂野もそうだったんだろ?」 坂野「お、俺に振るな」 望「そうだとしても付き合ってないのにいきなり結婚にいく?いきなりプロポーズとか!しかも指輪まで!山田以外いないわよ、そんな人」 坂野「・・・・・・・ 」 山田「?いるぞ?」 坂野「や、山田言わなくていい・・・・」 望「誰よ?そんな順番飛ばすような人」 山田「坂野は高校3年の時に付き合ってない子にプロポーズしたんだよな?」 坂野「ば、ばか、ご、語弊がある」 望、亜里沙「「えっ?!」」 山田「高校3年の時にひまわり畑で結婚してください!って。大学卒業したらお嫁さんになってくださいって言って」 坂野「?!!お前!」 望、亜里沙「「えーーーーーーーー?!」」 山田「そうだよな?」 坂野「山田お前!・・・・お、俺はその、ずっと家族同然だったから・・・・」 望「高校3年生でプロポーズしてから約5年待たせるってこと?」 坂野「わ、悪いかよ・・・・・」 亜里沙「ひまわり畑でプロポーズなんて・・・・・坂野くんがそんな情熱的なことするんだね!」 坂野「も、もう俺の話はいいから・・・・・・それよりお前お互いの両親にはどうすんの?」 山田「これから2人で話に行く」 亜里沙「えっ?!」 びっくりして大きな声を出した私を3人は一斉に見た 山田「・・・・覚悟出来てからでもいいよ?」 亜里沙「あ・・・・覚悟は出来てます。ただ、展開が早すぎて」 坂野「ごめんね。そもそもこのバカが半年以上も、うじうじ踏み切らなかったからこんな暴走することに」 望「あ、亜里沙?久住さんに電話しないと」 亜里沙「あっ」
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