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その後山田君のお宅に伺って、ご両親にご挨拶に行った。
ちょうど夕方だったので夕食をご馳走になりながら
山田君と山田君のご両親とたくさんお話しした。
「亜里沙ちゃん。この子変わってるから・・・
途中で吉正が嫌になったら婚約破棄していいのよ?
あ、指輪は返さなくていいから笑」
「い、いえっ」
「お母さん!何言ってんの?俺たちは大丈夫!
・・・・・・・だよな?七瀬・・・・」
「はははっ、お前、途中で自分で不安になってるんじゃないか!ほんとお前は・・・・でも亜里沙さん、付き合ってみてからゆっくり考えてからじゃなくていいんですか?吉正と婚約だなんて・・・後悔しないように・・・」
「なっ!お父さんまで!!だ、大丈夫なの!なっ?
な、七瀬・・・・・・・大丈夫だよね?」
「笑」
「あの、私はずっと山田君を見てきたので・・・山田君私にとって憧れの人だから、だから、私には勿体ないくらいで。だから、私が後悔することはないです。」
「それなら良かったわ。吉正は半年前くらいから私たちに
俺が七瀬を嫁さんにもらって、俺は蕎麦屋の跡継ぎなって、
山田から七瀬になるから!!って言ってたのよ?」
「え?!」
「あーーーっ!お母さん!い、言うなよ!!!」
「だから私たち、
まだお付き合いすらできていないのに何言ってるのかしらこの子、大丈夫かしらって相手にしてなかったんだけれど・・・まさか本当に叶えるとはね」
「山田君・・・・」
「もう・・・・・言うなよ・・・げ、激ハズだろ」
「亜里沙さん?うちはサラリーマンの家だし、吉正が亜里沙さんのお宅を継がせてもらえるなら、姓が変わっても気にしないから大丈夫ですよ。大学を卒業するまではしっかり2人で向き合ってお付き合いをして、それからどうするかは2人の好きにしたらいい。」
そう言って山田君のお父さんとお母さんは優しく微笑んだ
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