第6章 四つ葉のクローバー、目標、王都    

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「草原の近くには王都に向かう街道もありましたよ。」 「それは良いわね。でもドラゴン姿のミライは人に見つからなかったでしょうね。」 「はい。ライラ。早朝だったので付近に人間はいなかったわ。索敵魔法で確認したから大丈夫です。飛行中のミライを見た人がいてもミライが、ワイバーンクラスの大きさに抑えたのでワイバーンが飛んでいる位にしか考えないでしょう。」 「ショウコ。ワイバーンだって一般の人間低ランクの冒険者には脅威ですよ。万が一遭遇すると死亡フラグですよ。インペリアルドラゴンのミライやドラゴン族のアメリア達、ショウコは大丈夫かも知れませんが、私は遠慮します。」  晶子も異世界に来て膨大な魔力を使える様になるまでの自分では、相手にならないどころか直ぐに殺されると思い苦笑いです。 「ショウコ。ミライ。疲れたでしょう。朝食を済ませてから休んで頂戴。王都に向かうのは明日で良いでしょう。」 「エミリー母さん。ありがとうございます。では遠慮なく朝食を食べて休ませて頂きます。」
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