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MK工業お抱えの装置製造会社、従業員3名の光岡精機。
そこだ。
ここは5000万①で装置を受注する。
設計、製作に20日ほどの小規模な自動機だ。
装置製造の技術は大別して3種類の技術者が必要だ。
機械、電気、ソフト。
この光岡精機の3名は機械技術者ばかりで、他の技術を持ち合わせていない。
どうするか?
同業者同士のつながりで、協業する。
電気設計の小さな……
一人親方に設計、製作費として120万支払う。
時間単価7000円×一日8時間×20日……
凡そ120万円……②
妥当だろう。金額としては……
この電気設計をした一人親方は設計と、実際の盤組み立て配線、ソフト作成、装置調整作業を担う。
必要な部品は請け元の光岡工業が購入している。
この時の部材購入費は600万③だ。
機械加工、機械部品、電気部品、合わせての金額。
残りはいくらだ?
① ― ② ― ③
=5000-120-600
=4280万円……④
これに光岡精機の設計費を
時間単価7000円×一日8時間×20日……120万円……⑤
④-⑤が光岡精機の利益に粗利になる。
4280-120
=4160万円。
16.8%
何の数字か分かるか?
原価率……だ。
裏を返せば、
利益率83.2%。
人件費を含めた製造業の平均的な利益率は数%だ。
5%ない。
あきらかに、デカイ利益を叩きだしている。
何が起こった?
続きがある。
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