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ここで光岡工業は自分の取り分を500万取っている。
4160-500
口座使用料……とでも表現すべきか……
残り3660万……
そして……
ソフトウエア……
何故かすでに電気設計の一人親方が作成しているのに、別にソフトを作る会社に3660万……上がりの全部を支払っている。
小規模な装置だ……
数日あれば完成する簡単な産業用の言語……
電気設計を担当する一人親方でも出来るソフトを、電気設計の一人親方が既に作っているにも拘らず、別会社に上がりの全部をソフトウェア代として支払っている。
どういう事だ?
そう、還流だ。
そのソフト会社から、MK工業の会長に金を流している。
実際は、このソフトウェア会社の従業員の給料として支払っている。
たった一人の従業員。
そうだ、そのソフトウェア会社の従業員は、ここの、MK工業の会長なんだ。
さらに、会長は、その金を自社に貸し付けて、従業員の給料を支払い、自身は貸し付けた利子を受け取る。
その還流をしている会社が、今のMK工業の社長が潰したと噂される渋谷の裏道にひっそりと建つ雑居ビルの3階にある実体のないトンネル会社、今の社長の、会長の娘婿の、机とPCだけが、登記だけで、汗して働く者のいない、利益だけを上げる幽霊会社で、会長一族が長い時間吸ってきた甘い汁だ。
MK工業のパートの時給は最低賃金で働かせ、ボーナスなどは出たことが無い赤字のMK工業は、真面目に働く従業員に背中を見せて、その裏で薄ら笑っていたに違いない。
赤字の会社は、税金を払わなくて済む、次年度に赤字を繰り越し、黒字化した利益と相殺できる。
巧妙なのは、全期間赤字ではないことだ。
一期黒字化して、次期赤字を出す。
こうすることで、税務署の監査対象から見えにくくしているのだろう。
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