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「あっ……んっ……はっ」
「裕美ちゃんはここが大好きだったよね」
京一さんが昔を思い出しながらあたしの敏感なところを指先で弄っている。
「やっぱりダメ。今度にしよう……」
「そんな、君の身体はこんなに僕を求めているじゃないか」
「んんんんっ……」
指先に力がこもって中を弄ぶ。
「ダメダメダメダメ……
だって……
んっ、奥さんがいるんでしょう? んんっ」
「さっきも言ったろう? 僕は独身だって……」
「んっん、でも……お子さんだっていたでしょう……」
「そ、そんなはずないじゃないか」
「ごめんなさい。やっぱりダメ。あたしのことが大事なら、お願い言う事を聞いて……
来週、また会いに来るから、それまで気持ちを作って来るから……お願い」
あたしは彼の右腕を取りベッドの下に散乱する衣服をかき集め急いで着た。
「ごめんなさい。また連絡します」
街中のラブホテルを出て大通りを仙台駅の方に歩いた最初にあるファストフード店に入った。
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