48人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
はるなから司の連絡先を聞いて、会うことにした。
話の内容が内容なので、やつのマンションに招待された。会社の前まで黒塗りの迎えの車が来て、それに乗ってやつのうちに行った。
教えられた番号をロビーで押して、やつを呼んだ。それにしても、すげータワーマンションに住んでやがる。コンシェルジュまでいたし。一人暮らしの部屋でこうだから、実家とかもっとすごいんだろうな。
考え事してると、やつの声がした。
「来たか。入れ。」
「お、おう。」
俺は専用エレベーターでやつの部屋に入った。
「この前は逃げてごめん。」
「俺が強引すぎた。すまない。」
こいつが謝ってる?キャラ違くね?
「ただ俺はお前が好きなだけなんだ。」
ギュッといきなり抱きしめられた。
俺は何も言えず、固まったままになっていた。
最初のコメントを投稿しよう!